じゃがいもに石灰はダメって本当?

じゃがいもに石灰はダメって本当?そうか病との関係を解説

「じゃがいもに石灰はダメ!」

そんな話を聞いたことはありませんか?🥔

野菜を植える前には、土づくりとして石灰をまくイメージがありますよね。

でも、じゃがいもを育てるときはちょっと注意が必要です。

実は、石灰そのものがダメというわけではありません。

ポイントになるのが「土壌pH」と、じゃがいもに発生する「そうか病」です。

今回は、じゃがいも・石灰・そうか病の関係をわかりやすくご紹介します。

じゃがいもに石灰は本当にダメ?

結論からいうと、

「じゃがいもには絶対に石灰を使ってはいけない」

というわけではありません。

石灰資材には、酸性に傾いた土の状態を調整する役割があります。

ただし、じゃがいも栽培では石灰の使いすぎに注意が必要です。

必要以上に石灰を施すと、じゃがいもに「そうか病」が発生しやすい環境になることがあります。

そのため、

「じゃがいも=石灰は絶対ダメ」

ではなく、

「じゃがいもは石灰の使いすぎに注意!」

と覚えておくと分かりやすいでしょう。

そもそも「土壌pH」って何?

ここで出てくるのが「土壌pH(ピーエイチ)または(ペーハー)」です。

pHとは、土が「酸性」なのか「アルカリ性」なのかを表す目安のこと。

石灰を施すと、酸性だった土がアルカリ性の方向へ変化します。

この変化を「土壌pHが上がる」といいます。

つまり、

石灰を施す

土壌pHが上がる

土がアルカリ性の方向へ変化する

ということです。

野菜によって育ちやすいpHは違うため、「どんな野菜にも、とりあえず石灰をまけばいい」というわけではありません。

「そうか病」ってどんな病気?

そうか病は、じゃがいもの表面にかさぶたのような病斑ができる病気です。

症状が出ると、表面がザラザラしたり、デコボコとした病斑が広がったりすることがあります。

原因となるのは、土の中にいる「ストレプトマイセス属」という放線菌の仲間です。

病原菌を含む土壌や種いもなどを通じて広がることがあり、一度畑に入り込むと土壌中に残りやすいため、発生しにくい環境をつくることも大切です。

なぜ石灰とそうか病が関係するの?

ここまで分かると、石灰とそうか病の関係もシンプルです。

石灰を必要以上に施す

土壌pHが上がる

土がアルカリ性の方向へ変化する

そうか病が発生しやすい環境になることがある

という関係です。

だから「じゃがいもには石灰を使わない方がいい」といわれることがあるんですね。

ただし、

「石灰そのものが、そうか病を発生させる」

わけではありません。

石灰を使いすぎて、土壌pHを必要以上に上げてしまうことに注意が必要なんです。

そうか病は「石灰だけ」が原因じゃない!

そうか病は、石灰の使いすぎだけで発生するわけではありません。

土壌pHのほかにも、土の乾燥や高い地温、連作、未熟な堆肥の使用など、さまざまな条件が関係しています。

特に、じゃがいもができ始めて大きくなる時期の乾燥には注意が必要です。また、同じ場所でじゃがいもを繰り返し育てると、土壌中の病原菌が増えて発生リスクが高まることもあります。

そのため、じゃがいもを植える前に、

「とりあえず石灰!」はちょっと待って。

まずは土壌pHを確認して、本当に石灰が必要なのかを判断しましょう。

「じゃがいもに石灰はダメ!」ではなく、
「じゃがいもは石灰の使いすぎに注意!」

石灰だけに気をつけるのではなく、土の状態や水分、連作なども含めて栽培環境を整えることが、そうか病を防ぐポイントです🥔🌱

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